子供の将来に本気で向き合ってみた。これからの時代をどう生きるか?

我が家は3人の子供がいて、長男は高校2年生になりました。そろそろ進学するのか?就職するのか?自分の将来を思い描く時期なのですが、将来を考えるに至っていません。私も学生の頃は同じように何も将来を考えることがなく流されて歩んできましたが、どうしても我が子に伝えたい想いがあり、先日長男の将来に本気で向き合ったことが、このブログを始めるきっかけにもなったので記事にしておきます。
もし長男と同じように高校生の方がこの記事を読んでくれているなら、将来のことで何か参考になればと思います。
総合力よりも専門力が信頼とお金を生む時代へ
私は50歳が見えてきた年齢で、社会を動かしている世代ですが、私達は新人⇒先輩⇒上司といった階段を登りながら技術力、人間力などの「総合力」を磨いて周りに評価される時代を生きてきました。しかし、これからの時代は「総合力」よりも「専門力」が社会に必要とされ、信頼とお金を生む時代へ変わっています。
総合力を身に付けるには時間が足りない
私が歩んだ時代は社会全体の技術力も低く、Windowsが世の中に誕生しインターネットも携帯も少しずつ普及し始めるような時代で、IT業界は完全に労働集約型で人の労働力勝負でどんなことにも汗水流して仕事をやってました。労働時間は月350時間を超え、GWも盆も正月もなくシステムエンジニアはフル稼働の時代です。

「総合力」を上げるためにも他人よりも多くの時間を仕事に費やし、会社が求める力を一つ一つ身に着けていくことで極端に言うと誰でも先輩になり、上司になってきた時代です。ドラクエで例えるなら「勇者」です。HP、MP、ちから、みのまもり、すばやさ、きようさ、まりょく、みりょく等、全てのステータスを長い時間をかけて育てていった時代です。残念ながら、現代は残業規制も厳しく「総合力」を身に付けるだけの時間が足りません。
時間が足りないだけでなく、きようさを磨くことだけを考えた場合にも、昔に比べて武器の種類も多く難易度の高い武器が次々と作られるため、現代は勇者に必要なきようさを身に付けるための時間も長くかかってしまいます。物理的に昔のような勇者を育て上げるのは無理ゲーになってきました。
誰もが勇者を志す時代は終わろうとしていますが、未だに多くの企業は勇者の卵を採用し、一生懸命育てようとしています。
専門力が仲間の信頼を勝ち取る
世界を救うためには勇者の力は必要です。一人では勇者になれない代わりに、専門力を極めた戦士、僧侶、魔法使いといった職業がワンチームとなって世界を救う時代へ変わっています。
冒険(人生)の中盤ではすでに敵が強くて、中途半端に「はがねのつるぎ」も「ホイミ」も使える勇者志望者は戦えません。戦士、僧侶、魔法使い、盗賊、旅芸人の専門力を鍛え上げてきた者が仲間の信頼を得て戦うことができます。こうやって専門職は確実に仲間の信頼を得て、戦いに勝利しながら経験とお金を得ることができます。
信頼を得ながら、能力ある仲間はバトルマスターや賢者のような職にも転職していけるのだと思います。
(完全に途中からドラクエの例えで話が展開されてます・・・すみません)
高校卒業後はどの道を選ぶべきなのか?
(話を長男の進路に戻します)
先日、長男にホワイトボードを使って、高校時代をどう生きてどの道を選ぶべきなのか?それぞれの道について話をしました。

高校2年生の長男が今をどう生きて、卒業後はどの道を選ぶべきなのか?

大学や専門学校は特殊な専門力を身に付ける必要があれば選択する
医者や芸術等、大学や専門学校に行かなければ身に付けることが出来ない知識やスキル、資格が必要であればその道を選択するのは正しいと思います。私のように部活とバイトと遊びに明け暮れても何とか社会で頑張れているのは過去の時代だからであって、これからの時代は少し不安があります。
学歴は昔のような魔法の力を失いつつあります。もし専門力を身に付けるわけでもなく、誰もが努力や才能を認めるような学校への進学でなければ、奨学金(将来の自分の借金)を背負ってまで学歴を残すメリットはほとんどないです。
就職するなら専門力を磨ける会社を選択する
就職する場合、労働時間が限られている状況下で勇者になるための時間を過ごすのはもったいないです。出来る限り専門的な戦える力を身に付けることができる会社を選択したいですね。雇用形態は正社員でなくてもアルバイトでも何でも構いません。とにかく専門力をしっかり身に付けることができる会社で実績を積み上げることが大切です。
学歴よりも何よりもその身に付けた力と実績が周囲の信頼につながります。専門力を身に付けた先には、様々な仲間や企業から「共に戦おう」と声がかかると思います。
現代は独立する道も選択できる
進学、就職の2拓だったこれまでの進路の常識は変わろうとしています。インターネットの発展により学校や企業に所属しなくても戦うための必要な知識やスキルを独学で身に付けることができる時代になりました。
またインターネットを通じてリモートワークで仕事を受けることもできるプラットフォームも整ってきており、先生や会社に言われなくても自分で学び歩ける人は、独立する道も選択できる素晴らしい時代です。

高校卒業までの時間をどう過ごすか?
大学生のインターンシップは当たり前の時代ですが、高校生のインターンシップはまだまだ少ないです。リモートワークができることで実際に企業の中で仕事体験をしなくても、自宅で仕事を体験することができます。
就職、独立を問わず、高校2年生のときに短時間でもリモートワークを経験してみることで、その先の進路選びの自信に繋がります。学校の授業や自学習に対するモチベーションにも変化があらわれるでしょう。
学校の授業や部活もあり、なかなか時間をとれないと思いますが、高校3年生になる前にリモートワークを経験してみることをおすすめします。成功も失敗もすべてが将来のための自分の力になります。
本ブログで新しい生き方を研究する
社会人経験のない高校2年生の長男がリモートワークを経験し、成長していくプロセスを本ブログのトップメニューにある「収入+」に記事としてアップしていこうと思います。すでに日本中で学生が新しい生き方にチャレンジしていますが、我が家のチャレンジを公開していくことで、学生の皆さんの進路常識が変わっていくことに僅かでも貢献できればと思います。
まとめ
私もこれまでどん底な経験をしながらも、様々なご縁に恵まれて今は会社を牽引するお仕事をしていますが、勇者の卵を見つけたとしても、採用後に勇者を育てていくことが本当に難しい時代と感じています。新しい生き方に柔軟に対応していけるよう頑張ります。
学生だけでなく、同世代のアラフィフ世代にも新しい生き方ができるよう、楽しみながらチャレンジしてみようと思います。

(このプロフィール記事は、この先も追記、修正していきます)

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