【家財整理】古銭、切手、着物の買取を初めて利用してみる<実践編>

両親が病院や介護施設でお世話になることになり、実家の家財整理について研究、準備を行いました。
参考記事:【家財整理】古銭、切手、着物の買取を初めて利用してみる<研究編>
参考記事:【家財整理】古銭、切手、着物の買取を初めて利用してみる<準備編>
実際に私自身が経験した複数業者へ見積依頼、業者決定、家財売却までをご紹介します。こういった家財整理は誰もが頻繁に経験することではないため、同じ悩みを抱えている方に参考になればと思います。知名度のある業者であっても騙されないポイントも記載します。
見積から業者決定の流れとポイント
見積依頼を行ったものは以下のとおりです。
・切手(記念切手、中国切手など) 約3000点
・紙幣硬貨(旧紙幣硬貨、記念硬貨など) 約500点
・貴金属 / 骨董品(指輪、ネックレス、時計、壺など) 約200点
・着物 20点
これらを少しでも高く買取してもらうために、以下の流れで業者決定しました。
複数業者に見積をしてもらう

業者は必ず1円でも安く買取したいため、複数業者に見積を依頼していることを伝えました。必ず見積査定する担当者が「どこの業者ですか?」「すでに他社見積は終わっていますか?」と聞いてくるので、正直に答えました。他社の存在を具体的に示すことで業者の企業信頼を落とさない努力や、よりシビアに見積査定をする努力を引き出すことが出来ます。
即決すれば買取金額上乗せは断る
他社の見積が後日控えている場合に、担当者が「この見積で即決してもらえれば見積金額○○円上乗せしますよ!」といった交渉をしてきました。しかし他社の見積価格が分からない状態でこの上乗せ金額が妥当な買取金額であるかは不明であるため、お断りしました。(結果的にはこれは正解でした)
売れるものは限られる!(重要)
数千点の見積を依頼しましたが、そのほとんどは売れないものでした。素人目には価値のありそうなものが沢山ありましたが、売れるものは限られるようです。以下のとおりです。
ほぼ額面の40%~80%の買取となる。どの業者も今回見積を依頼した約3000点の切手については買取は出来るが額面割れの買取金額になるため、郵便局で使った方がお得ですとの回答でした。
一部、中国切手だけはコレクターに売れるということで額面以上で買取をしてもらえました。よほどレアな切手でない限りは見積時間が無駄になるかと思います。
よほどレアな価値のある紙幣、硬貨でない限り買取はしてもらえません。例えば「東京オリンピック記念硬貨」や「天皇陛下 御在位60年 記念10万円金貨」であっても買取はしてもらえませんでした。多少額面を上回る市場価値があったとしても換金の手間、手数料等を考慮すると買取が難しいようです。
銀行で換金した方が見積時間を無駄にしなくてよいかもしれません。
純金、宝石、ブランド品、明らかに素人目にも価値がありそうなもの以外はほとんど買取してもらえません。約200点のうち見積金額がついたものは4点のみでした。ブランド時計、宝石のみです。
かなり売れそうなものもありましたが、現実は厳しいです。1点ずつ査定してもらいましたが時間を無駄にしました。素人目でも判断できるものしか売れなかったので、最初からメルカリ等で違法にならない範囲で換金する方がよさそうです。
有名、人気作家、ブランドものの着物以外はほとんど買取してもらえません。
私が着物に詳しくないため素人目にはどれが売れるか判断ができないものばかりだったので、業者に見積してもらって一番良かったです。約20点のうち4点に値がつきました。ただし買取金額も数千円と安かったため、家族で再利用することにしました。
見積依頼を行った業者の感想
業者1:福ちゃん

査定員:1名 / 査定時間 約2時間
ネット上の評判もそれなりに良かった業者だったので最初に見積を依頼しました。
査定員は話しやすい若い男性の方で、質問には気さくに答えていただき安心して見積をしてもらえました。
最初の見積業者であったことも影響していると思いますが、最終的に売却を決定した金額の80%程度の見積金額となっておりました。
業者2:バイセル

査定員:1名 / 査定時間 約3時間
ネット上の評判にはバラつきがあったので2番目に見積を依頼しました。
査定員は少しお堅い印象の若い男性で、言葉に心がこもっていない印象を受けてしまいました。
「福ちゃん」の見積金額は伝えずに、次に見積を依頼している業者がいることを伝えていましたが、「福ちゃん」の半値くらいの見積金額でした。
業者3:買取プレミアム

査定員:1名 / 査定時間 約30分(追加査定)
ネット上の評判は良い印象を受けた本命の業者で最後に見積を依頼しました。
なんと査定員は先日見積依頼した「バイセル」の査定員の方でした。「バイセル」「買取プレミアム」ともにBuySell Technologies(バイセルテクノロジーズ)が運営しており、査定員、査定システムは基本同じとのことです。
ここで「福ちゃん」の見積金額が大きく上回っていること伝え「福ちゃん」に売却をすることを伝えたところ、指輪の査定方法が「指輪そのものの商品価値を査定する方法」と「宝石の価値と指輪の価値を別々に査定する方法」の2種類あるので、今日はもうひとつの査定方法で見積してみます!とのこと(嘘くさい・・・)。
なんと「バイセル」の3倍ほどの見積金額が提示されました。
業者別の見積金額比較
見積依頼した順番も金額に大きく影響しますが、参考までに見積金額を比較してみます。
福ちゃん | バイセル | 買取プレミアム | |
ダイヤ指輪 | 53,000円 | 21,000円 | 65,000円 |
ルビー指輪 | 7,000円 | 4,200円 | 4,200円 |
時計1 | 1,000円 | 3,000円 | 4,000円 |
時計2 | 値段なし | 1,000円 | 1,000円 |
まとめ
予想どおり複数業者に見積をとった方が見積金額がアップする結果になりました。見積依頼をする場合、必ず複数見積依頼を行うことをお勧めします。
しかし、業者との日程調整、見積時間などを考えると、こういった見積金額の変動があることを踏まえた上で1社にしぼって見積するのもアリだと思います。最初に提示された見積金額は必ず低い金額が提示されていることを前提にうまく交渉して家財整理を行いましょう!

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